メバリング用ロッド考(1)

わたくしおやぢのメバリングへの取っ掛かりは、十数年前の初冬のカレイ釣りがきっかけでした。仕事関係で親しくさせていただいてた方(仮称 K氏)が偶然つり好きで、ちょくちょく同行させていただいてました。
翌日(休日)に釣行計画していたある日、仕事帰りにK氏が、『ちょっと寄っていこか』ってことで、飲み屋ではなく釣具屋に寄った。そこで、カレイ釣りの小物を買ったついでに、目に止まったバラ売りのソフトルアー(その頃はブラックバスが流行ってたのでブラックバス用やったと思う)を適当に何個買った。
釣行当日は、投げ釣りで本命のカレイ狙いだったが、カレイ釣りはどちらかというと待ちの釣りで、ここぞと思うポイントに投げて、後は竿先を見ながらというスタイルになる。この待っている間というのが冬場では寒さが身に凍みてくることが多く、それを紛らわす(ちょっとでも体を動かしてた方が温まる)ために、K氏に留守番をお願いして砂浜横のテトラで持って来てたカレイ針に前日買ったルアーと噛潰しのオモリ付けて手釣りでテトラの間に入れてみた。ルアーで釣るんやということでなく、ただ単にじっとしていたら寒いので、体を動かすのが目的でテトラの穴を次々と攻めていった。ある穴で、そこそこのアブラメアイナメ)が偶然つれた。自身、まさか釣れるとは思ってなくて、『へぇ〜、釣れるんやなあ』って感覚でした。それまでは、海でのルアーと言ったら松方弘樹の世界を釣るトローリングくらいしか知らんかったから、『金持ちの遊びやなあ〜、自分には出来ん釣りやなぁ』って思ってたけど、このアブラメ一匹でほんまに目から鱗です。それからは、ネットや本を買ったりしていろいろ調べてるうちにメバルもルアーで釣れることが分かりました。以降、地元ではメバルのポイントが結構あるし、次第にメバリングに傾倒していきました。
最初のメバリング用ロッドは(と言っても今もたまに使ってますが)、RYOBIのブラックバス用(確か、レグノライトやったと思うけど・・・)の6feetでした、安価(\6,000くらい)でアクションはML(本には、LとかULが良いって載ってたけど)だったのですが、硬めの竿でもそこそこ釣れました。でも、アタリがあってもフッキングしないことがあって、同じシリーズのUL5.6feetを追加しました。今でこそめちゃくちゃ柔らかいメバリング専用の竿が各メーカーさんから出てますが、当時は海用のルアー竿はあってもシーバス用がほとんどで、OFTでメバリング用、ABUでロックフィッシュ用(後に、購買欲に駆られガシラ用に購入してしまいました)がようやく発売された程度でした。
・・・で、追加で買ったこのRYOBIの5.6feetの竿が後々大活躍するんですけどネ。

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by Team ZooBoo (坊主組)